投稿者名:大野 純子
釣り場:広島県 江田島市(三高の筏)
日時:令和6年7月21日(日) 7時00分〜14時00分
使用した鉤:勝負ちぬ 喰い渋りレッド 4号 、勝負ちぬ 筏かかり釣り専用 3号
魚種:チヌ・カワハギ
TSSの釣り番組「釣りごろつられごろ」でかかり釣りをしてきました。
盆前のギラギラ太陽が照り付ける真夏での取材です。
今回の同行釣り人は森本浩さん、宮代早苗さん(以降、早苗ちゃん)です。
早苗ちゃんは、10年くらい前にかかり釣りをしてて、今回取材ということで1度だけ練習はしたけど、只今発展途上中。
今回、お世話になる渡船屋さんは、江田島のマルケン渡船さんです。
江田島の三高の筏に連れて行ってもらうことになりました。
ちなみに、三高の筏へは、フカセ釣り、かかり釣りも行ったことがあるけど、私の力量では及ばず、あんまり釣果が上がっていないので、かなり不安なのですが…。
他にも、ベテランさんたちが2筏を使用してプチ大会をするみたいです。
私たちは、そのプチ大会の隣の左側の筏に降ろしてもらいました。
あんまりお隣にひっついたらいけないかなと思い、筏の左側でパラソルを立てたり、釣り座を作る準備を始めました。
が....
船長さんが、この筏の左側は水深が浅くてチヌ釣りには向かないとのこと。
えぇぇーー、もっと早く教えてもらいたかったーーと慌てて、パラソルを取り外し、3人共、筏の右側へ大移動。
隣では大会が始まっていて、釣れている人は1枚目を釣っていたので、気ばかり逸ります。
とりあえず、3人分の餌は森本さんが作り、私たちは前日の餌が効いているかもしれないので、餌だけ付けて軽い仕掛けでゆっくり落としてみましたが、特に何のイベントも発生せず...。
船長さん曰く、9時までが勝負らしく、9時を過ぎたら、かなり悪くなるみたいです。
出遅れたせいにしたくはないけど、団子をつけて落としても外道のあたりすらなく、餌は触られもせず戻ってくるという切ない釣り始め。
全ての準備を整えて、森本さんも釣りを開始し、開始1時間くらいしてチヌをゲット!!
中層で団子を割り、練餌で釣れたそうです。
団子釣りのような縦の釣りにバッチリで付け餌も何個も付けられる頼もしい針です。
ただ、女衆はなかなかあたりがない...。
私も一度、前あたりがあったのですが、なかなか本あたりにいたらず、終了。
そして、団子を底5mくらいで割ったところ、前あたり発生!!
今回は逃すものかとギラギラしていたところ、前あたりからグーーっと竿先がしなり、本あたり発生!
早速、やり取り開始です。
私たちがいる筏は、真ん中から奥側は牡蠣殻が下がっているので、チヌが優勢になってしまうと、牡蠣殻に突っ込まれてしまうため、素早いやり取りが肝心と思いましたが、残念...。
無念のラインブレイク。
今回、大潮を警戒していつもはラインの1.5号以上を使用しているのですが、1.2号を使用したのが仇となってしまいました。
その後も一度かけたけど、ラインブレイク。
残念の極みです。
餌は配合餌に混ぜているオキアミとコーンでした。
で…。
そんなどたばた劇で9時までのイベントは終了。
お隣の早苗ちゃんはあたりがなかったそうです。
9時になると、ほんとに海が死んだ沼のような感覚で、なーーんもあたりがなくなり、ただただ時間が過ぎていきます。
これ、もしかしたら取材にならないかも??と思いながらも、いつか時合いがくることを祈りながら、鏡面のような海に仕掛けを投入。
でも、ほんと、真夏にどの層もちっともあたりがないのが不思議ですね。
フグくらい釣れてもよさそうなのに。
船長さんから、カワハギ釣りは面白いよーーと、お誘いがあるのですが、とにもかくにもチヌが釣れないと気になるカワハギ釣りもできません。
この日は大潮だけどそんなに潮が動いていないので、表層から探るべく団子を付けずに針とガン玉2Bのみで練餌を落としていきました。
後から追い打ちで団子を三個ほど落としています。
中層ゾーンを越え、底8mくらいかな?
前あたり発生!
前回のようにギラギラと待っていたら、きました!!本あたり!!
ラインブレイクはしたくないけど、牡蠣殻にも突っ込まれたくない!!
チヌを怒らせないように慎重にやり取り。
なんとか、本命のチヌをゲットしました。
そして、チヌを釣って安心したので、早速、船長さんがいるカワハギポイントへ移動しました。
カワハギポイントは、筏の真ん中にあり、ポイントまではコンパネが置いてあるので、筏の竹の上を恐る恐る移動ではなく余裕で移動できます。
これなら、家族連れでも女性たちでも、オールオッケー。
書き忘れましたが、この筏にはトイレも設置されているので、誰でもトイレの心配なく使えるという快適筏です。
船長にタックルを貸り、餌付けレッスンと釣り方を教えていただきました。
カワハギの付け餌はアサリで、アサリの身の固いところに縫うように針を付けると餌を持っていかれにくくなるそう。
カワハギは、少々餌を取られても、少しでも針に餌が付いていたら釣れるそうです。
タックルは、船釣り用の竿と水深がわかる船釣り用リール。
まずは、水深7mに仕掛けを落としました。
落としてすぐにゴツゴツっとわかりやすいあたり発生。
ただ、このゴツゴツは、前あたりみたいで、本あたりはもっと激しいみたいです。
ささやかなチヌのあたりに慣れていたので、前あたりで合わせたりして失敗をしていましたが、コツをつかんだら、カワハギが釣れ始めました。
ただ、大きなカワハギは頭が良いので、逃げる術を知っていて、かかったら牡蠣殻に直行。
枝仕掛けを切られて終わってしまいました。
まだ世間を知らない普通サイズのカワハギは気持ちよく釣れます。
時々、棚が変わるので、7mであたりがなければ、8mや5,6mに棚を変えて誘いをかけます。
初めてトライしたカワハギ釣りだけど、これは楽しい!!
素人ながらうまく釣れる秘訣は、餌の付け方、合わせのタイミングでしょうか。
これがうまくいくといい感じでカワハギが釣れてくれます。
納竿間近になっていたので、チヌで苦戦している早苗ちゃんを慌てて呼び、カワハギ釣りチャレンジ!
早苗ちゃんも最初は前あたりを合わせたりと苦戦をしていましたが、すぐに慣れてなんとしょっぱなからカワハギとフグを釣り上げていました。
さすがです。
チヌ釣りポイントにはフグの子一匹いなかったのですが、カワハギポイントにはフグが割といたということは、牡蠣殻にフグがついていたんでしょうか。
案外と近くにいたんですね。
結局、チヌは悪かったですが、カワハギ釣りにどはまりしてしまいました。
カワハギは春か秋の魚かと思っていたけど、このマルケンポイントは年中カワハギが釣れるそうです。
初めてカワハギ釣りをした私らも短時間でカワハギが何枚か釣れたので、釣り初心者の方でも、針に縫うようにアサリが付けられたらカワハギ釣り、楽しめると思います!!
「釣りごろつられごろ」は、チヌとカワハギ釣りの2種類の釣り編となり、面白い釣行となっていると思いました!!