雨の合間にチヌ釣り

投稿者名:新増 初生

日時:2024年4月21日(日)

使用した針:勝負ちぬ 喰い渋りレッド 4号

魚種:チヌ、真鯛

 

梅雨のように雨の多い鹿児島県。雨の合間の短時間だけチヌ釣りに出かけてみた。

 

午前5時、鹿児島県霧島市隼人町隼人新港の入り口に到着。内波止場の先端に釣り座を構える。

夜明けまで時間がないので急いでマキエを作る。チヌ用大粒生オキアミ一角を粗く砕き、海水を少量入れてかき混ぜオキアミのエキスを出す。チヌ用ブランド材の麦黒鯛1袋にここはたまに真鯛も釣れるので制覇マダイ1袋を混ぜ合わせる。

麦黒鯛は、独自の集魚エキスで麦を漬け込み、醸成させた新集魚具材アイテム発酵ムギ!その独特な匂いと旨味でチヌを引き付けます。制覇マダイは、真鯛の好む甲殻類の粉末やキララが大量に配合されていて集魚力が高い。付けエサは生オキアミの解凍が間に合わなくてもまるで生オキアミみたいな触感の生イキ君PROとエサ取りが多い時用に生イキくん半ボイルと小さなエサ取りが多い時用にアミ漬けムキミを準備した。

本日の潮汐は中潮。満潮が午前6時、干潮が午前12時頃。現在は上げ潮がゆっくり西沖から釣り座に当てて来ている。20m沖にチヌ用のマキエを多めに入れポイントを作る。足元に少量マキエを入れて潮の流れを確認すると殆ど動いていない。

仕掛けを作る。ウキは大粒で潮つかみが良く道糸の抜けが良い全層イサキⅡ。ここは近くに天降川が有るので川の水や海の水がその日によって入る量や濁りが違う。川の濁った水の時には浮力は0号を、今日は澄んだ海の水なので00号を選択した。道糸とハリスの直結の上には重たいウキの衝撃を受けてもずれない、ウキホールドストッパーMサイズを通した。朝は魚が浮いていると予想しハリスにガン玉は打たない。

針は新製品の勝負ちぬ 喰い渋りレッド 4号を結んだ。

午前5時半、明るく成ってきたので釣り開始。先打ちマキエ、掛けを投入、後打ちマキエ、更に追い打ちマキエ。竿先の道糸のフケが無くなれば、又道糸を送り出すを繰り返していると今までより早く道糸が張った。当たりだ。竿を立てて合わせると竿に魚の重さはさほど無いがちぬ特有の首を振るコックン、コックンの引きが竿伝わる。上がってきたのは35cm位のチヌ。最初の一投目で狙いのチヌが釣れて嬉しい。

二投目、仕掛けが馴染むと同時に道糸が走った。合わせると先程のチヌより早く泳ぐ魚だ。取り込んだのは47cmの真鯛。

満潮の午前6時にチダイの25cmが釣れた。下げ潮が動き出すと上潮だけが左に早く流れ、水面下30cm位はゆっくり流れている。最初からマキエと仕掛けを合わせると時間が立つごとにマキエと仕掛けがずれてしまう。そうならないように、マキエの投入点は変えず仕掛けをずれる分だけ逆算して潮上に投げる。港の東の船溜まりから出て行く潮と自分の釣り座の正面を流れる潮の合流点に仕掛けが到達するとウキが流れなく成った。潮の壁が出来ていると思われる。マキエも同じ場所で溜まっていると思われる。魚も集合しているのでは?と想像するが当たり来ない。動かない付けエサに魚が反応しないのでは?

リールの上の道糸を摘まんで1m位引っ張ってみる。こうすることで、付けエサが浮き上がり誘いに成る。反応がないので数分後に再び誘いをしてみる。するとゆっくり竿先の道糸が張って海面と道糸の接点が沖側にするするーと生き物のように移動していく。合わせると先程の47cmの真鯛より重たい。

掛かった魚は力強い引きで沖へ逃げていく。リールのドラグが空回りして道糸が引っ張り出されていく。50m位走られて止まった。魚が大きそうなので無理は出来ない。魚の泳ぐ方に竿を倒してリールをゆっくり巻く。魚が引けばリールを巻くのを止めて、魚が止まればリールを巻く。足元は波消しブロックなのでそこに逃げ込まれたらハリスが触れて切れて逃げられてしまう。そうならないように沖でやり取りして魚の体力を奪う。浮いてきたのは良型真鯛。

まだ体力が残っていたのか波消しブロックに潜り込まれた。一段降りて 沖向きに竿を突き出す。竿先が揺れて真鯛が動いた事を知らせる。瞬間にリールを巻いて引っ張り出す事に成功。大事にタモで掬った。メジャーで計ると57cmも有った。「取ったでごわす」雄叫び一発。嬉しい。更に40cm位のチヌ二匹を追加した。午前七時半、雨が強く成ってきたので今日はこれで十分と竿をたたんだ。

 一時間半の短い時間だったが、近場の漁港で思わぬ釣果に恵まれた。「皆さんもフカセ釣りを楽しんで下さい」

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