北九州市のアジング編

投稿者名:山崎 聖二

日時:2023年10月18日(水)

釣り場:北九州市・洞海湾(戸畑区の岩壁)

釣り方:アジング

使用した針:クロ(メジナ)8〜9号

 

私は様々な四季の釣りを楽しみますが、このところ年間を通して圧倒的に釣行回数が多いのがアジング。釣り場まで車で10分以内という地の利もありますが「あれとこれとそれ」程度を準備しておけば思い立った時にエサも買わずに直行できるお手軽さと、独特の釣趣にどっぷりとハマっております。

そこで今回は、夜な夜な良い結果を出している仕掛けを紹介しようと思います。と言っても何のことはない、中通しオモリを通してハリを結び、ワームを付けただけなのですが…。「アジングはジグ単しかしません」と限定したとしても、重さやハリ、素材違いでずらっと揃えるとなるとけっこうな出費&相当の量になります。(タングステン製は高価!)また、ジグヘッドはハリの類いなので寿命は短めの消耗品。根掛かりでロストは日常茶飯事。曲がったら直し、ハリ先を研いでまで使っても大幅な延命は期待できず、何の問題もない高価なタングステンを背負ったままで無念のお別れ…。これはもったいない!毎晩のようにやっていると再利用とかコスパは重要なキーワードなので「それなら根掛かりでロストしない限り繰り返し使える中通しタイプのシンカーと、状況に応じて幅広く対応できる普通のハリを合わせたスタイルでどう?」ということでやり始めたのがこれで、バス釣りで言うところのテキサスリグなのですが、どうやらアジングでやる人は少ないようです。

私の場合、初めての場所・根掛かりが頻発する場所・何しても釣れる時等は釣研の遊動ガン玉(鉛製)を主に使い、その他の場面、特に1.8グラムを超える重さが必要な時にはタングステン製のバレットシンカーを使っています。

実釣で「良い場所へのハリ掛かり」を比べると、針先が常に上を向くジグヘッドには僅差で勝てませんが、そこは比較にならないほどのハリの種類を武器に「掛ける数」で勝負。吸い込みに対する抵抗はシンカーごと食べる形になるジグヘッドよりも格段に少ない(はず)ので、飲まれることを嫌わないのであれば食いの良さはこちらの方がむしろ上だし「リフト&フォール」のフォールの直後、フリーのシンカーが先に沈みワンテンポ遅れてワームが落ちる場面でのバイトがとても多いと感じます。

釣りは趣味なので取り組み方は自由。癖のない無難なジグヘッドで面倒な事を考えずに気楽にやるのもよし、些細なことを追求して悩むのを楽しむのもまたよしってとこでしょうか。何事も追求しないと進化はないですからね。

ところで、アジングがここでどれだけの需要があるのかが気になって仕方ないのは、私だけ?

 

この日は「クロ(メジナ)」で勝負。右のガン玉ケースに入っているのが釣研の遊動ガン玉。糸を切らずに重さ変更ができるのはとても楽ですが、5Bを超えてくるとアジに気の毒なぐらい体積が大きくなるので、左のケースからタングステンバレットシンカーの出番。値段は鉛製を大幅に超えますが「やっぱタングステンだよな」となるほどのメリットがあるし、根掛かりでロストしない限り何度でも使えるからコスパはまずまず。また、バラ針なら躊躇いなく交換できます。

同じシンカーとワームを使ってもハリを別の物に替えると形状違いで合わせのタイミングがまったく違うからびっくり。極端に言うと「ほとんど掛からないハリも存在する」と言っていいぐらい。ウキフカセ(エサ釣り)で釣る時はけっこうな遅合わせがお約束のアジですが、アジングの時はかなり考え方を変えないといけません。まぁ、そもそもニセモノを食べさせているんですからね…。

でも、アジングから入った人は「アジは遅合わせ」なんて知らないんだろうな。

北九州市の戸畑と若松の間に架かる若戸大橋は午後10時までライトアップされ、ご覧の通りの素晴らしいロケーションとなりますが、私の目的は釣りなので…。

私がメインで使うのはクロ(メジナ)と金袖。状況に応じていくらでも対応可能なのがバラ針の強みです。軸の中程に外掛け結びでコブを作っているのはワームのズレ防止。

場所によっては割り切って4フィート台のワンピースロッドで小型と遊ぶのもアリ!

手加減しながら三時間弱、相方と2人分の釣果。う〜む、釣った後が大変…。

相方も爆釣。「よくもまぁ毎晩飽きずにアジ釣りますよね」は、お互い様です。

キープ分はサクッと神経締め。こういう小技も知っておいて損はありません。

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